第10戦 ジロ・デ・ロンバルディア (10/18) 249km

久しぶりにテレビでロードレースを観戦した。
今回は実況・白戸氏、解説・栗村監督、ファッサボルトロカニックとして活躍している永井孝樹(こうき)さん。

永井さんは、ファッサとの契約を延長せず、日本でショップを開く計画をされているとのこと。来年の自転車レースの番組に、解説として加わる予定があるみたいで、結構楽しみだ。
一方、栗村監督は「走る監督」として若手の育成に力を入れる方針らしい。一度選手を辞めた人が、再びレースに復帰するというのは、どんぐらい大変なのだろうか?とにかく監督業を優先しつつも、私のような栗村解説ファンも居ることだし、たまにはテレビで笑える解説をお願いしたいです。

最近、とみに自転車オタクな発言をばんばんしている栗村監督が、永井さんのファッサ裏話に目を爛々とさせて喰い付いてるのが可笑しい。解説者だから表情はもちろん見えないけどねー。メカニックとして選手と接している日本人はほとんど居ないだろうし、自転車ファンにとっても彼は貴重な人材だよね。
面白かったのが、ファッサは賞金(契約された給料は別)を、選手自らが集金・会計をして、分配するシステムを採用しているということ。この際に、マッサーやメカニックにもその賞金の中から分け前があるそうで、これが裏方達にはとても励みになっているそうだ。直接選手達から「ボーナスだよ」みたいな感じでお金が渡るのかは不明だが、永井さんの言い方だとその可能性は高そうだった。
ペタッキなんかからボーナス(のし付きで)手渡しされたら嬉しいだろうなぁ。と、しばし妄想に浸る…へへへ。

レースの方はというと、シーズンもそろそろ終わりかけというのと、先週の世界選手権との兼ね合いか、有力選手の疲労度がキーポイントだったようだ。世界選手権ロードでアルカンシェルを奪い取ったアスタルロアや、UCIワールドカップで、ほぼ優勝が決まっているベッティーニは、あまりレースに積極的では無い…?特にアスタルロアはひとつも良い表情が見えなかった。せっかくのアルカンシェル(急場しのぎだろーが、僅か一週間で作っちゃうってすごいね)と、虹色バイクが心なしか暗い色に見えた。一方のベッティーニは、寒さのためかウインドブレーカーを羽織っている。カメラ目線。
一方、ファッサのM・バルトリ。選手の人材豊富なイタリアでは、世界選手権への選手を選ぶのも一苦労するそうで(なんとも贅沢な悩みですが)そんなイタリアチームの監督サンから、今回の選手権出場をはずされてしまった彼です。世界選手権には出てないし、今日のレースまでにあった他のレースも上手に調整して、今日は勝つ気満々な表情。