ウルリッヒ・あ・GOGO！

ツール・ド・フランス、第十一ステージ。

前年のシーズンは、ドーピングやら飲酒運転だとか、それによるテレコム移籍問題などで、非常にナーバスになっていたヤン・ウルリッヒ。
チーム・ビアンキに拾われて、今年のツール・ド・フランスで見事に復活。
復活したは良いけれど、イマイチ燃焼できずに、このステージまで来てしまった。さて、下位のままでツールを終えてしまうのか？
そんなマスコミや野次馬の度肝を抜いたのが、この第11ステージ。

タイムトライアルの順番は、現時点での個人総合成績の悪い順から。ウルリッヒは最後から数えて六番目のスタート。前の選手がスタートして二分後にスタート時間はやってくる。
彼は最初から軽快にペダルを踏んでいく。ぐんぐんとスピードはあがっていく。速い速い！それまでタイムの良かった選手の途中タイムをあっさりと更新してしまう。