第三ステージ

二級山岳含むステージ。ゴールちょい前に丘があるのでスプリンターが越えられればペ様やまっきゅん、おぢさんの勝ち。そうでなけりゃ逃げた奴で勝負が掛かるという感じ。
途中、ぼんやりしながらも、久しぶりに「我らワールド*1」を堪能していると、あれ、コースに人影が!サコッシュ地点じゃないのに一体何が!
いきなり向かって来た選手に殴り掛かる客。よろける自転車。飛び交うボトル(笑)どうやら左側を走っていたベッティーニ接触し、怒った彼にボトルを投げつけられたらしい。
ドミナのベッリ、コフィディスのホワイトがやや興奮気味に先ほどの闖入者について会話しているみたい…次に映ったツァベルが、やたらニコニコしてバーハンドルを指差す。どうやらさっきの妨害者に触られた箇所をカメラで映せとのアピール?そんなに嬉しいのか、乱入されて(w
さて、先頭は逃げまくっていたコロンビア・セレイタリアのRussell Van Hout(ヴァン・ホート)、集団との差が段々詰まってきたところで上り坂。可愛そうな程によろよろしているんですけど。そんなにキツそうな坂には見えないけれど、もう力の限界なんだろうな。
集団後方からのショット。ベロキがちんたら走っている…この人はいつになったらスポットライトが当たるんだろう。怪我した時が運命の転機だったんだなぁ、と改めてあのクラッシュを思い出す。
ゴール手前の坂、ペタッキが踏んでいる。しかしスピードの上がる気配はない…その後方にマリアローザを着たマキュアンツァベルキルシプーあたりもこの辺か。
最後の登り坂で、飛び出たのは純白のジャージ!リクイガス・ビアンキディルーカ!負けじとクネゴベッティーニも後を追う。ガルゼッリも居た…かな。
今回のジロは、ポラールという心拍数を計測する機械のメーカーをスポンサーにつけており、有力選手の心拍数をリアルタイムで伝えるという事をしているのだが、この表示方法が

  • 選手名
  • 最大心拍数(チームドクターあたりが申告した値らしい)
  • 現在のパーセンテージ(最大心拍数から割り出した心臓の稼働率
  • 現在の心拍数

となっており、ディルーカは坂を上っている時に99%の値を示していた。後ろからライバル達もアタックを仕掛けており、上り坂でもどんどんスピードが上がる中、遂にディルーカの心拍数が、最大心拍数を超えてしまった!
ポラールの示す値は、MAXの100%!心臓今にも破裂寸前のバックバク状態だ。
うは、何じゃそら!と興奮する我らワールド&私(とネットの住人)
よっぽど調子が良かったのか、ディルーカはそのままゴールへとカッ飛んで行く。有力エースナンバーも次々と飛び出し、ゴール手前のカーブを曲がりスプリント勝負となった。優勝したのはディルーカ。これでリーダージャージはベッティーニへと移動し、ベッティーニお姉ちゃんから熱い抱擁をしてもらったのでした。

*1:J-sports自転車放送に於ける、ミヤタスバルの栗村修監督&サッシャの実況解説チーム。ノリが良く、脱線話も面白いので、某所にてとても人気のあるコンビ。栗村監督のゴール寸前の熱狂ぶりは必聴。そして驚くべきは日本人より正しく日本語を操れるサッシャ