バッド・エデュケーション

やっと観ました。しかも割引券だと思って持って行ったものが、単なるチケットタイプのチラシだったことが判明。しかし水曜日は1000円で鑑賞できる日なのでよかった。
さて、ペドロ・アルモドバルは、名前だけ知っていて作品を知らなかった監督の一人ですが、スペイン帰りの友人が良い映画、良い監督、と評価していて気になったので、ついに観る事になったわけで、そんなに期待しないで行ったのが良かったみたい。
内容は良かったです。といっても、要素が陳腐な感じは否めないです。教会の寄宿学校・真夜中の蚕棚ベッドって、何時の時代の少女漫画かと。
しかし画面構成は絵画のように美しいし、編集のつなぎもさほど気になりません。CGを多用するような嫌らしい表現も無く、ストーリーと絵で魅せる王道*1の映画です。
ミステリ仕立てで複雑な構成なので、一瞬誰が誰だか解らなくなって、ラテン男の裸が目に付く様になる。と、監督のペースにはめられまくりですか、私。
そういえば主人公の映画監督はゲイという設定で、美しき役者とのえっちシーンがあり、しかもタチ役だった。何となくだが、映画監督ってネコっぽいイメージがあったので意外。どう考えてもこの監督役はタチっぽくない顔だよ。もしかして年齢?ありえない。
じゃぁ、監督の小間使いのハゲ親父もネコなのか…orzって想像して鬱になった(笑)
この人は、前々日に観た真夜中の弥次さん喜多さんに毒された感想を抱きそうになったようです(笑)

*1:ま、私が「王道」というのはおこがましいです、王道映画なんてほとんど観てないのに。というわけなので、どう王道かというと「オカマ映画の王道」という意味だったりして(笑)