部長のお手並み

私のオフィスには三人の部長が居るのだが(これって何か間違ってる気がしないでも…)K部長がこのあいだの休日に、職場の人達と浜松の博覧会にレクレーションで行ったときのビデオを見せてくれた。これはK部長が自分でカメラを持って撮影をし、パソコンに取り込んで編集し、テロップとSEを入れた物で、今日のランチタイムに我々に見せてくれた。
うーむ、やはり長い事放送業界でディレクターしてた人の編集は違うね!特別な事をしてる訳じゃないけど、状況説明が非常にうまい。

  • たとえば
    • 灯台に登る際に最初、自分の足下の螺旋階段からカットインし、自分も登りながらその前を登ってゆくM部長の後ろ姿(ややうつむき気味)でカットアウト
    • 浜名湖の広大さを手持ちドリーっつうかパンで表現
    • 行った場所にある立て看板でその場所の由来などを何となく補足説明

他にも色々と手持ちのビデオカメラでもやれば出来るという事を観せてもらった。部長カッコイイです!

  • ちなみにドリーとは
    • ドリー(ドリーショット)dolly(dolly shot)
      • ドリーとは撮影用移動車のこと。転じて、手持ち移動ショットも含めて移動ショット全般をドリーショットと呼ぶ。映画やCM、テレビドラマの撮影現場では、タイヤ移動車やレール移動車を使ってドリーショットを撮影することも多い。
        • 映画の撮影風景っていうと必ずドリー出てきますね。
  • パンとは
    • パンニング panning
      • カメラを右から左、あるは、左から右へと振りながら撮る撮影法。ムービー撮影の基本の一つ。横に広い風景を見せたり、移動する人物を追いかけるときに使いやすい。縦方向へカメラを振ることは、ティルティングと呼ぶ。
        • 手持ちのカメラでパンするのって大変ですよ。三脚があったほうが無難です。「撮影と編集の文法」を知ってると知らないでは映像の仕上がりが全然違うのがよくわかった。これからかんばるよ!